| 能率良く学習するための注意点 |
| 【英文のディクテーションについて】 4〜5回聞いて聞き取れない部分は何度聞いても聞き取れないものです。あきらめて答えを見ましょう。(聞き取れない部分を何度も繰り返して聞くことは時間の浪費になりますのでやめましょう) 「音を記憶して書き留める」 のではなく 「文の意味を聞き取る」 という意識で行いましょう。また 「一回で聞き取ろう」 という姿勢が大事です。聞き取れない単語があった場合は,聞き取れた部分からその単語の種類や内容を推測し,その後で聞き直すようにしましょう。 単語のスペリングを書き間違うと大きなミスをしたと考えがちですが,単語がわかっていてスペリングをミスしたとか,冠詞(a, an, the)を間違えた,三単現のsを抜かした,カンマやセミコロンをつけなかった,等のミスは深刻ではありません。むしろ,時制の間違い(動詞の現在形,原形,過去形,過去分詞形,進行形)のような文全体の意味に影響する間違いに注意を払ってください。 リスニング(=聞いて内容を理解すること) は 「読む」「書く」「聞く」「話す」という技能の中で最難関です。特に Re-Start の例文は前後の文脈がなく,短い文が主体なので,単語の意味を前後関係から推測することが難しい場合が多々あります。聞き取れなくても落ち込まないようにしましょう。 リスニングは,語彙力,文法力,読解力,英語の音への慣れ,の総合力であり,上級者でも完璧にできる人は希であるということを覚えておいてください。 |
| 【リスニングができない原因について】 知らない単語が聞き取れないのは当たり前のことですが,自分が知っている単語が聞き取れないとがっかりするものです。しかしこの 「知っている」 というのが意外と曲者です。 例えば,次の英文の下線部が聞き取れなかった場合を検証してみましょう。 Usually there's a long line of people ___________ . 答えは waiting to get in です。 waiting も to も get も in も全て 「知っている」 単語です。ですから,これが聞き取れないと,やっぱり 「自分はリスニングが弱い」 と考えがちですが,必ずしもそうとは限りません。 仮に waiting to get in というフレーズを 「文字」 で読んだ場合 「中に入るために待っている」 という意味が瞬時に理解できたでしょうか? もしできていなかったとしたら,たとえ簡単な単語の組み合わせであっても聞き取ることは困難です。 また,今までに waiting to get in というフレーズを英語で聞いたことがあったでしょうか? 聞いたことが一度もなければうまく聞き取れないことがあります。 英語の音が聞き取れて理解できるというのは,まず,そのことばを文字で見た場合に瞬時に理解できる英語力が備わっていることが前提となり,さらに,その音を実際に耳にしたことがあれば有利だということになります。 ですから読解力(=語い力と文法力の総和)とリスニング力を切り離して考えることはできないのです。 初級〜中級の学習者が 「この部分が聞き取れない」 という場合,その大半は,音の認識よりもむしろ読解力に原因があると考えられます。 リスニングが弱い人は,音の認識の仕方について解説した 「発音教材」 を熱心に読むのではなく,早く正確に読む能力 (=語い力と読解力) をつける努力を精力的に行った方がリスニングが早く上達します。 |
| 【例文の 「和訳」 は書くべきか】 例文の和訳を書くという行為は,複雑な構文の英語や抽象的な内容の英語を上手に和訳する練習をする という目的においては意味のあることです。しかし,それ以外では利益がありません。 シンプルな構造で具体的な内容の例文からなる Re-Start では和訳の書き取りはやめておきましょう。頭の中で 「こういうことを言っている文だ」 ということがわかれば十分です。 和訳を書く時間を他の練習の時間に充てましょう。 |
| 【英文の音読について】 ナレーションを聞いてのスピーキング訓練では,自己流で単語を一語一語意識して発音するのではなく,ナレーション通りに発音するようにしてください。ナレーションで何語かが1語のようにつながって発音されている場合は,その通りに発音します。 ナレーション通りにうまく発音できない場合は,聞こえた音をまずはカタカナにして書き記し,それを見て何回か口慣らしを行った後,再度ナレーションを聞いて,徐々にナレーションの音に近づけていきます。最初は慣れるまでにかなりの時間がかかりますが,慣れてくると簡単にナレーションと同じ発音ができるようになります。 このような方法で音読を行うと,英語の発音における 「音の変化」 や 「子音の省略」 のコツが少しずつわかるようになります。その結果,自然な発音の英語を聞き取る耳が養われます。 |
| 【英文の暗唱について】 英文を読んでなんとか意味がわかるということと,その英文が即座に言えるということの間には大きなレベルの差があります。 こと,Re-Start に関しては,多少時間がかかっても,次のレベルに到達するように努力しましょう: ● 例文の和訳を見て英文が即座に言える ● 各例文がどんな文法ポイントを含んでいるのかが指摘できる これはすなわち,基本文法,基本英単語,基本熟語,基本構文の全てがしっかりと身に付いているということです。 これにより次のことが可能になります: (1) 英文(の構造)を理解する基礎が完成しているので,その後の英語学習が効率良くなります。例えば,新しい英文を見たときに,「これは Re-Start で覚えた350番の例文と同じ文法が使われている」 とか 「この動詞の使い方は Re-Start の例文で覚えたものと同じだ」 といった状況に出くわします。このようにして新しい英文を理解する時の速度が速くなります。 (2) Re-Start で覚えた表現は英語でのコミュニケーションでそのまま使えることが多く,かなり 「局所的」 ではあるものの,「英語がぺらぺら」 の状態になります。これは実用的でない例文(=文法説明のための例文) で構成された一般の文法書では獲得できないメリットです。 Re-Start の例文が 「ぺらぺら」 になることは 「英語がぺらぺら」 になる第一歩です。 (3) 英文を書く時に Re-Start の例文で覚えた文章を 「雛形」 にしてさまざまなパターンの英文を正確に書く [話す] ことができます。Re-Start で覚えた例文の単語を部分的に差し替えることによって,多くのことが表現できるようになります。これは,単に英会話集で短い表現を丸暗記しただけの学習では身につかない英語力です。 |
| 【例文が記憶に残らないという人は】 記憶するためには反復が必要です(4,5回読んだり聞いたりするだけで覚えられるような人はいません)。同じ例文を(間隔をあけて)何度も繰り返し聞いていれば自然と頭に残り覚えてしまうものです。私たちはそのようにして日本語を覚えていったはずです。 学習し終えた例文を,仕事や通勤・通学,家事の合間に携帯プレーヤーなどを使って繰り返し聞いてください。 また,ある程度進んだら,苦手な例文の音声だけを集めて,集中的に聞くとよいでしょう。 例文を繰り返し聞く方法として特にお勧めしたいのは,枕元にラジカセを置いて (もちろん携帯プレーヤーでもかまいません),就寝前に(床につきながら枕元で) BGMのようにして聞く方法です。例文を5分〜10分程度の範囲を繰り返し聞くようにすると結構頭に残り効果的です ◆スタッフの体験談) また,常に同じ例文から始め,同じ例文で終わるという聞き方をしていると,最初の例文と最後の例文だけが記憶に残り,真ん中が抜けてしまいますので,聞き始めの箇所と終わりの箇所を変えるといった工夫も必要です。 |
| 【例文中の特定の単語が記憶に残らない場合は】 例文中の特定の単語が覚えられない場合,次の2つ理由が考えられます。 (1)単に繰り返しの練習が足りない (2)その例文では覚えにくい,もしくは覚えられない 我々はみな体験が異なるので,ある人にとってはピンと来るわかりやすい例であっても,別の人にとってはわかりにくいという場合があります。これが上記(2)の場合です。 この場合は,その例文の中で無理に努力して覚えようとせず,英和辞典でその単語が使われている別のわかりよい例文を1つか2つ探し,それらの例文をテキストの余白に小さく書き込んでください。 これは非能率な学習方法ではありません。一般に我々が一つの単語を完全に自分のものにするまでには,その単語を最低5〜6回異なる文で目にしたり聞いたりしているものです。英単語の場合も,一つの文だけでその使い方を確認するより,複数の文で確認した方がその単語の使い方がより深く理解でき記憶に定着します。 |
| 【復習の仕方について】 学習進度チェック表どおりに復習をする際には一つだけ注意点があります。 それは,新しいレッスンに進む前に,1つ前のレッスンの復習を行うということです。(2〜4回目の復習でかなり前のレッスンを復習する場合は,新しいレッスンの前でも後でも,どちらでもかまいません) Re-Start の文法説明は,前のレッスンで学んだことを前提にして次のレッスンが行われますので,最初に一つ前のレッスンの復習をしてから新しいレッスンに進む方がよく理解できます。 |
| 【学習全般について】 少ない時間でも,毎日必ず学習を行う,という習慣を身につけましょう。どんなに忙しい日でも例文のナレーションを聞くといった程度の時間は確保できるはずです。学生でも社会人でも 「忙しい人ほどよく勉強をしている」 ものです。 反復が重要な語学においては,やったりやらなかったりというのが最もいけないことです。学習が習慣になるまではつらいですが,いったん習慣になってしまうと楽になりますし,またそうならなければ上達は難しいと言えます。 途中で少し難しい部分(=理解度が80%程度の部分)があったとしても,そこで延々と悩まず(=100%の理解になるまで頑張らず),先に進んでみてください。最後まで終えてもう一度その箇所を見直してみると,「なんだそんなことだったのか」 と,疑問が解決していることがよくあります。 また,オールインワン方式で,学習進度チェック表どおりに,1日1レッスンもしくは2レッスンずつ進むというの方法が負担になる人は,最初に,文法説明だけを通読して英語のルールを一通り把握してください。その後,文法の復習をしながらリスニングや例文の音読・暗記作業に入ると継続が容易です。 英語学習者が効率の良い学習を行うにあたって,最初になすべきことは,体系的な文法知識を身につけることと,基本語(特に have, get, find のように複数の文型で用いる基本動詞)の正確な使い方を身につけることです。この土台がきちんと身についていると中級レベル以降に進んだときに英語力が伸びます。 「早く結果を出したい」 との焦りから断片的な知識を寄せ集めた問題集や試験対策用の単語集を行うのは,長期的には大変非能率な方法です。野球に例えるなら,満足に素振りの練習も行わずに,変化球の打ち方を研究しているようなものです。試合で速球や変化球が確実に打てるようになるためには,まず最初に正しいフォームを身につけることと,それを定着させるためのスイング練習を繰り返すことが必要です。Re-Start での学習は野球で言えば 「正しいフォームの習得」 と 「スイング練習」 です。手を抜かずに取り組みましょう。 |
| 【とりあえず終わったがまだ未消化だと感じる人は】 1巡目(=4回目までの復習) が終わった時点で 「まだテキストが未消化だ」 「計画表通りに進もうとしてやや機械的な学習になった」 と感じる人 ( 「実力判定テスト」 の点数が平均6〜8割の人) は無理に次のレベルの学習書に進まず,さらに2巡目(= 5回目,6回目の学習) を行ってください。 この再学習は効果的です。1巡目では余裕がなくて身につかなかった2〜3割の内容が,比較的容易に理解できたり覚えられたりします。しかも,1巡目の学習に要した時間の3分の1 程度 (1巡目の習熟度によります) の時間しかかかりません。 Re-Start の内容は一見簡単そうに見えますが,かなり深い内容の文法や語法 (しかし決して枝葉末節でない) が含まれています。ですから,非常に大切な事をしっかり身につけようとしているのだと自覚して,2巡目の学習に励んでください。「同じ教材ばかりでは疲れる」 「気分転換も必要だ」 という場合は,Re-Start と同じレベルの他社の学習書 (試験問題集・対策書ではないもの) を1冊平行して行ってもよいでしょうし,ややレベルが上がりますが,「単語力」 と 「リスニング力」 を強化する教材として english x english を行うのもよいと思います。 |
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