英語学習の伸び悩みと教材について

 英語学習者には,中期的に仕事や趣味で英語を活かせるレベルにまで達する人がいる一方で,長期にわたって英語が上達しない,伸び悩む人がいます。

 長期にわたって英語が伸び悩む人は,短期的な成果を追い求める傾向があります。短期的な結果を求めて「試験対策の問題集」「英語学習の方法論」「断片的な知識を寄せ集めた学習書」ばかりに手を出すと,知識や技能が不完全で穴だらけの英語力になります。手を付けた学習書が多い割には英語力の向上が実感できないため,やがてモチベーションが低下して英語学習が休眠状態になります。

 一方,中・長期的に英語力を伸ばしていく人達は,短期的な成果を求めません。試験対策や学習の方法論の研究に費やす時間よりも,文法の基本を覚えたり,英単語を覚えたり,読解やリスニングの時間を多くすることに熱心です。また,何冊もの学習書をやり散らかすのではなく,自分に合った少数の教材にじっくり取り組む姿勢が見られます。

 外国語の習得というのは,一部の英語教材が謳っているほど「簡単」「楽々」なことではありません。それはある程度のレベルに達した英語学習者なら誰でも知っていることです。そして,本当に能率の良い方法というのは,昔から言われているように,文法と基本単語の基礎をしっかり固めた上で,読解やリスニングの量を増やすことです。

 もし,あなたの英語が思うように伸びないのなら,文法と単語の基礎をしっかり固めることから始めてみましょう。「試験対策の問題集」は実力がついてからで十分,「断片的な知識を集めた雑学書」は実質的な学習の息抜きに使いましょう。




どの教材を使うか

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