ALL IN ONE

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Q&A形式で本書の特徴をまとめてみました


書店の語学書や学習参考書のコーナーへ行くと数え切れないほどの英語学習本がありますが,ALL IN ONE は他の学習書とどこが違うのですか?


異なる点はたくさんありますが,一番大きな違いは,ALL IN ONE はその名が示すとおり,英単語,英熟語,英文法,英文読解,リスニングの全てを1冊で学べるということです。



全てを1冊の本で学べると,どんなメリットがあるのですか?


まず,英単語,英熟語,英文法,英文読解,リスニングをそれぞれ別個に学習すると参考書が5冊必要になりますので,少なくとも7000円程度のお金がかかります。しかしALL IN ONE なら1冊だけなので2000円程度ですみます。また5冊を別個に行う場合,毎日休みなく2時間程度学習しても1年4ヶ月程度の時間が必要ですが,ALL IN ONE ならその何分の一かの時間で学習し終えることができます。たいていの人は1年4ヶ月も学習し続ける忍耐力がないため,とりあえず英単語集と試験問題集だけを付け焼き刃的に学習します。その結果英語が上達しないのです。



5冊分を1冊に凝縮したというのはわかりました。この本のより具体的な内容を教えてください。


ALL IN ONE にはキーセンテンスが419個あります。1つのキーセンテンスは平均22語で,これはTOEICや英検,大学入試に出題される英文の長さと同じです。このキーセンテンスには使用頻度の高い英単語,熟語,構文がバランスよく盛り込まれており,またどのキーセンテンスにも英文法のポイントが入っています。ですから,419例文全てを学習し終わった時には,重要英単語2600,重要英熟語・構文1100,英文法の全範囲が習得できているわけです。



英単語と英熟語・構文,英文法についてはわかりましたが,英文読解とリスニングについてはどうなのでしょうか。


英文読解というのは単語の知識と文法の知識を同時に働かせ英文を英語の語順で戻り読みせずに読む技能のことです。
単語はALL IN ONE で2600語が身に付きますし,また英文法も理解して身につけることができる解説になっていますので,これらの説明を参考にキーセンテンスを読み進んでいけば読解の基礎は十分身に付きます。さらに英文を前から読むための方法として,キーセンテンスの訳を2段階に分け,1番目に 「読み下し訳」 を,2番目に 「意訳(=完成訳)」 を載せていますので,ネイティブと同じような読解のプロセスを体験することができます。
リスニングについても,「読み下し訳」 で英語を前から理解する要領と習慣を身につければ基本は大丈夫です。あとは理解の速度を速めることと付属のCDを使ってナチュラルスピードの音に慣れることです。聞き取りに苦労する学習者も多いと思いますが,これは慣れですので我慢強く聞き続けてください。



しかしたった419程度の例文にそんなにたくさんの単語,熟語,構文,文法を入れると,木で鼻をくくったような不自然な英文になるのではないでしょうか。


ふつうはそうなります。しかし ALL IN ONE の例文はそうなってはいません。ALL IN ONE の例文を作成したのは日本人の著者ですが,ネイティブ並の英文作成能力があります。全てのキーセンテンスはプロの翻訳者の英文チェックを行っているネイティブと,教養レベルの高いコラムニストの2人が二重にチェックを行い,彼らが不自然と感じない英文になっています。



ではなぜ,書店に並んでいる本は全て,英単語,英文法,読解,リスニングと分かれているのでしょうか。ALL IN ONE 方式が優れているのならもっと ALL IN ONE のような本がたくさん出てきてもおかしくないのに類似本は全くといっていいほど見当たりません。


ALL IN ONE と同じ本は簡単には作れないからです。
学習者は誰でも文法と一緒に単語も身につけたい,熟語も身につけたいと思っています。ですから,それを実現する英語本を作れば売れると思う著者はたくさんいるはずです。しかしいざそれを具体化しようとすると,2600もの英単語と1100の英熟語に加え,全ての英文法項目をたった419の例文にまとめあげることはできないと感じるはずです。これを行うには相当の語学力と膨大な時間が必要だからです。現在のように毎日何十冊もの新刊英語本が出版されては絶版になっていく出版洪水の中では,長い年月をかけて本を完成させるようなやり方は著者や出版社にとってハイリスク・ローリターンです。むしろ短期間でローコストに書籍を作って,巧みな販売戦略とネーミングで 「一発当てる」 というやり方が好まれます。ですから ALL IN ONE の類似書はいつまでたっても出ないのです。



でも,英単語,英文法,その他を同時に学べるという謳い文句の書籍はあることはあります。この点はいかがでしょうか。


あると思います。どこかからネイティブの英文をもってきて,その中に含まれている単語,熟語,文法,読解のポイントを指摘すれば,いちおう 「ALL IN ONE」 は作れます。
しかし,そのような本を ALL IN ONE と比較してみれば,単語,熟語,構文,文法の全てにおいて ALL IN ONE と同じレベルの網羅性は実現できていないことがわかると思います。



なるほど。ところで ALL IN ONE のユーザーはどのような人達でしょうか。社会人が多いと聞いていますが。ユーザーの構成はどうなっていますか?


初版本,Second Edition を出版した当初は社会人の学習者がほとんどでしたが,最近では大学生や難関大学受験の大学受験生の使用者の割合が増えています。



どちらかというと TOEIC や実用英語指向の学習者向きだということでしょうか。 大学受験の傾向にはそぐわなかったり難しすぎたりするのでしょうか。


大学受験に不向きということはありません。我々には大学受験予備校のテキストや模試を作成した経験がありますし,毎年センター試験と一部の難関大学の入試問題には目を通しており,その知識はALL IN ONE の内容にもきちんと反映されています。
ALL IN ONE は大学受験者には難しすぎるとか,内容が先鋭的過ぎるという方もいらっしゃるかと思いますが,大学受験の英語の内容をよく知っている先生や難関大学の合格者が見れば,ALL IN ONE の英単語や熟語,文法の内容が大学受験にも十分対応しているということがおわかりになるかと思います。実際に東大,京大,早慶などの最難関大や医学部の合格者の中には ALL IN ONE をメイン教材にしていた受験生が多数いますし,またそのレベルの合格者を多数輩出している高校や塾・予備校の先生の中に ALL IN ONE を薦めてくださる方も結構います。

各試験での到達の目安は以下の通りです:

ALL IN ONE で到達可能なレベル
単語 熟語 文法 読解 聞き取り 英訳
TOEIC730点
TOEIC 800点
TOEIC 860点 ×
英検2級
英検準1級
英検1級 × ×
センター試験7割
センター試験9割
大学入試偏差値60
大学入試偏差値65

十分到達  到達
やや不足 × 不足
出題なし



ALL IN ONE は 「知る人ぞ知る」 という感じです。これだけユニークで先進的な教材でありながら,認知度がそれに追いついていません。その最大の原因は取扱い書店が少ないということが挙げられると思います。なぜもっとたくさんの書店で販売しないのですか?


これは話せば長くなりますが,よく聞かれる質問なのでこの機会に説明をしておきたいと思います。
まず,本は 「取次」 という流通業者を経由して書店に届きます。取次には主要な会社が2〜3社あり,それらが日本の主要書店の9割以上の流通を握っています。ですから出版社はこの2〜3社の取次と契約をしなければ本を書店に並べることはできずビジネスが成立しません。しかし,取次と契約を結ぶには条件があります。それは年間に10点〜数十点の新刊書籍を発行するというような 「たくさん本を作る出版社」 でなければならないことです。我々 Linkage Club は年間1冊程度の本しか出版しませんので,これらの取次とは取引がなく,学習参考書専門の取次と契約をしています。ですから本来は,日本の書店のほとんどどこにも我々の書籍は置かれないはずなのですが,我々の本を偶然どこかで目にして気に入った読者の方々が 「Linkage Club の○○という本は置いていますか?」 と本屋さんで尋ねてくださるので,「その本はうちでは扱っていません」 とは言いづらい書店員さんが 「取り寄せに時間がかかるし,メジャーな出版社じゃないから面倒そうだけど,仕方ない,取り寄せるか」 ということになったり,また 「Linkage Club というのは地道にいい本を作るからちょっとひいきにしてやろう」 というありがたい書店さんが,専門取次 → 大手取次 という経由で本を注文し,書店に並べてくださるわけです。その結果東京都内の主要書店ではどこでも我々の本が平積みで売られるようになりました。しかし,地方では通常の流通の2倍の時間がかかり,お客さんを待たせることになったり,またせっかく本が届いてもお客さんの中には待ちきれずにキャンセルする人がいるため,敬遠されて取扱いの書店が少なくなるわけです。
我々が毎年何冊も本を出す出版社に変われば流通の問題は解決するわけですが,本当に良い本は何冊も作れるものではありません。一部の方には多少の不便をおかけしますが,ご理解いただければと思います。




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